映画 ホビット 竜に奪われた王国
2016-2017年の年末年始に纏めて無料放送されていた映画「ホビット」。1作目の「思いがけない冒険」に引き続き、2作目の「竜に奪われた王国」をPSVitaに転送して鑑賞しました。1作目同様日本語吹き替えになってしまったのはちょっと残念でしたが。
あらすじ的には・・・
王国エレボールを邪悪なドラゴン、スマウグに奪われた13人のドワーフと魔術師ガンダルフ、ホビットのビルボ・バギンズ一行は、そのエレボールを取り戻す旅を続けていたが、相変わらず一難去ってまた一難。
相変わらずオーク達の追撃を受けたり、巨大クモに捕食されかけたり、エルフに捕えられて丸腰で逃げ出したり・・・ それでもなんとかエレボールに近い湖の町・エスガロスまで到着し、その町の住民や統領の支持を得ることに成功。遂にエレボールに到着するが、そこはスマウグが奪った金銀財宝を溜めこんだ自らの住処としていた。
圧倒的に非力なドワーフやホビット達だったが、機転を利かせてスマウグと対決する。
という感じでしょうか。
ここからはネタバレにならないようにページを変えて感想を少々。
1作目でドワーフばかりでちょっと・・・と感じていた分、遂に登場したレゴラスが非常に際立っていました。個人的にもシミュレーションゲームなどでは中〜遠距離から自分は傷つかずに射ることが出来るアーチャーとか弓兵は好きなキャラクターだったりするので尚更なんですけどね。まあ、レゴラスは接近戦でもしっかり剣を扱っていましたが、ほぼドワーフのパーティに一時的にではあるもののエルフの弓使いがが加わって、随分‘み’の期待するファンタジーっぽさが出たのも事実ですし。
レゴラスに後押しされたわけではありませんが、物語中盤〜後半の舞台となった湖の町・エスガロスは雰囲気があって良かったなと。スマウグに襲われて富を失った人間達が逃げ込んた町で、統領を中心に腐敗している猟師町的な設定でしたが、湖の上に木の柱を立ててその上に建物が立てられている様子や、食べ物にも困っている様子。トイレが下部に向けてオープンになっている点など、全く違和感を感じませんでしたからね。まあ、実際には流氷？も流れ来るような寒冷地のようなので、湖が凍ったら柱ごと家が倒壊するようにも思えますが(^_^;)
更に、クライマックスのスマウグの巣の場面もなかなか。金銀財宝に文字通り埋もれていたスマウグの描写や指輪を持つビルボとの掛け合いに緊張感があって良かったなと。この2作目の冒頭でホビットを仲間に入れたことの意味が、奪われたドワーフの秘宝である「アーケン石」をスマウグの巣から取り返す（盗み出す）ためだったことが明示されていましたから余計に場面が締まった感じがしましたしね。
非力なドワーフ達が精錬所の設備を駆使して溶かした黄金でスマウグを倒しに掛かる策（もっというと炉に火を入れるのにスマウグの火炎を使ったのも見事）も悪くありませんでしたし、これで倒せるのかと思わせてくれましたから。まあ、溶けた金を浴びたゴールドドラゴンも綺麗でしたけどね。
と、2作目はなんとこのスマウグが湖の町・エスガロスを滅ぼさんと飛び立った場面で終了。いや、なんかやっと盛り上がってきたなぁというところでカットされてしまった感があって3作目が非常に気になってしまいました。
エスガロスにはスマウグに唯一対抗できる黒い矢が残っていましたし、スマウグの体にはその矢が命中していた跡も残っていましたからね・・・
ということで、3作目の「決戦のゆくえ」も感覚を開けずに鑑賞しようと思います。この手の3部作とかだと前作の細部を忘れてしまっていて残念な思い（本当は楽しめるネタだったり理解が深まったりする場面があっても気が付かないとか・・・）をすることがあるんですが、続けて見るとそういう部分は気にしなくて良くなりますからね。
正直1作目は導入部と言うこともあってかイマイチ感があったんですが、2作目でそれは払拭されたように思います。変な先入観なしで楽しもうと思います。
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