F1 2019 第20戦 ブラジルGP
メルセデスのコンストラクターズタイトル獲得に続いてドライバーズタイトルもルイス・ハミルトンが獲得したことで、完全に消化レースとなってしまった今年のF1のラスト2戦。そのうちの1戦目はインテルラゴスでのブラジルGP。
タイトルは決まっても2位以降のランキング争いもありますし、来年のシートが不確定なドライバーは少しでもアピールしてくれる＆ホンダの成績にはまだ期待するところはあるので、そちらを意識しての観戦になりました。
まあ、相変わらず時差がきついので（オースティンと違って決勝は日本時間2：10決勝スタートですが）予選・決勝とも録画鑑賞ですけどね。
マックス・フェルスタッペンがQ1・Q2・Q3と全ての予選セッションでトップタイムをマークしてのポールGET。そういえば去年はトップを走りながらエステバン・オコンに撃墜されたんでしたっけ・・・(T_T)
セナ没後25年ということで、国際映像でも随分セナがフィーチャーされていたように思いますが、当時はかなりしっかりF1を見ていたこともあってなかなか感慨深いものがありましたが、ホンダのブラジルGPポールはそのセナの1991年まで遡るんだとか。あの時も6速スタックとか雨とか色々ありましたが、チェッカー後の無線から聞こえてくるセナの嗚咽というか叫び声が一番印象的だったなぁ・・・ 昔話になってしまいましたね(^_^;)
決勝（当然録画鑑賞しました）では路面温度が50度近くまで上がってレースへの影響もありそうでしたが、スタートではフェルスタッペンが見事に1コーナーホールショット。逆にスタートがイマイチだったセバスチャン・ベッテルをパスして2番手に上がったルイス・ハミルトンがこれを追うという展開に。
レース自体1ストップでは厳しいかなという状況だったものの、1回目のストップでフェルスタッペンがピットアウトするロバート・クビサと接触しかかってタイムロスし、ハミルトンに先行されましたが・・・コース上でフェルスタッペンがハミルトンをあっさりオーバーテイク。正直ここはスカッとしましたね〜
その後はフェルスタッペンがぶっちぎってくれるかと思いきや、ハミルトンが1秒前後の差で追いすがり緊迫した終盤に入った53周目。
10グリッド降格で14番グリッドからミディアムでスタートしながら上位まで回復してきていたシャルル・ルクレールと遣り合っていたバルテリ・ボッタスが白煙を上げてストップしたことでセーフティーカーが導入されることに。
ここでステイアウトしたハミルトンに対し、ソフトタイヤを得るべくピットインしたのがフェルスタッペン。想定通りハミルトンの背後につけ、セーフティーカー明けに見事にオーバーテイク。川井ちゃんが「『sitting duck』って日本語でなんて言うんだっけ？」と言っていたのが非常に印象的でしたが、タイヤを減らしたハミルトンは文字通りカモだったなぁと(^_^;)
しかもアレクサンダー・アルボンもセバスチャン・ベッテルを同じようにセーフティーカー明けにパスし、しかも65周目にはフェラーリのルクレールとベッテルがお家芸の同士討ちを見せてくれてダブルリタイア。正直やってくれないかなぁと怪電波を送っていましたが、この時のセーフティーカーを利用してハミルトンが3度目のピットインしたことで気が付けばレッドブル・ホンダの1-2に！！
更にトロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが3位に浮上しており、夢のホンダ1-2-3-4も一瞬頭を過りましたが、ダニール・クビアトは随分と下位に・・・ 更にガスリーは流石にセーフティーカー明けには直後に着いたハミルトンを抑えられずにホンダ1-2-3は一瞬で消滅してしまいましたけどね・・・
更にハミルトンはアルボンにも襲い掛かりホンダ1-2すらも危うい状態になりましたが、なんとこの2台が接触。ハミルトンはコースに留まって3位フィニッシュしたものの、5秒のタイムペナルティを科され7位に降格。アルボンはコースアウトしてポイント圏外へ・・・と両者にとって非常に残念な結果になってしまいました。ゴール後にハミルトンがアルボンには悪いことをしたというようなコメントをしていましたが、後の祭りですよねぇ まあ、タイトルの決まっていないシーズン中ならハミルトンがこんなコメントをすることもなかったかも知れませんけどね。
実はこの時電車内でPSVitaにおでかけ転送した状態で鑑賞していたんですが、頭が大きく上を向いて点を仰ぐほどになってしまいましたから、変な人と思われたんじゃないかと思われたんじゃないかと(^_^;)
これで2位に浮上したのが一時は3位を失ったガスリー。ファイナルラップではハミルトンに迫られてあわやの場面もありましたが、見事に自身最上位の2位フィニッシュを実現してくれました。 想定外のホンダ1-2が実現したことになりますが・・・
個人的にはこのガスリーの2位が非常に嬉しかったりします。スーパーフォーミュラで日本での生活経験がある＝親近感があるのは確かなんですが、抜擢されたレッドブルで結果を残せずアルボンとスイッチする形でトロ・ロッソに移籍して（させられて）いる中、着実に結果を残し始めたところでの2位ですからね。トロ・ロッソの2位は2008年の雨のモンツァでのベッテルの初優勝以来（この時は最年少優勝、最年少ポール・トゥ・ウィン、史上最年少ポディウムだけでなく、トロ・ロッソとしても初優勝＆初ポディウムと記録づくめだったんですよね）とのことで記録にも記憶にも残る好結果。努力が報われたと素直に感じてしまいますね〜
レース終盤は手に汗握る展開だったものの、トップ走行のフェルスタッペンは全く危なげなくトップチェッカーを受けて今季3勝目。ホンダのワンツーがなんと1991年の鈴鹿でセナがゲルハルト・ベルガーにトップを譲ったあのレースまで遡るとは思いませんでしたが、この11/17は実は本田宗一郎の誕生日だそうで、（川井ちゃんは軽く否定していましたが）この2人が天国から見えない力を貸してくれんじゃないかと思いたくなるような劇的なレースでしたね〜
そういえばベルガーも自身最後の勝利となった1997年のベネトン時代のドイツGPにおいて、GPの少し前に亡くなった父親が力を貸してくれたようなコメントをしていたような気がします。なんか色々な人が不思議な力でつながっている・・・とか思いたくなりますねぇ
さて、次戦はいよいよオーラス。12/1決勝のトワイライトレース、最終21戦目となるアブダビGP。近年のF1で12月にレースが開催された記憶はないんですが、その分長くレースを楽しめるシーズンだったと思うようにします。今回のようなホンダも絡んだ大混戦を見せられると、消化レースなんて言うのはおこがましいですしね(^_^;)
〔レース結果〕
http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2019/11/post-c56b22.html
https://sportsnavi.f1.stats-japan.jp/f1/race/stats/20191117002/7/
〔ニュース記事〕
http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f107/2019/11/post-981335.html
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191119-00877930-sportiva-moto
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191119-00010002-mmagazine-moto
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000014-fliv-moto
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000005-rps-moto
以前のレッドブルと同様にメルセデスはこれだけ連覇してしまうと後は落ちるだけですから、「重要な会議」も必要なんでしょうねぇ
ボスがいてもいなくてもドライバーを管理できないチームもありますけどね(^_^;)
＞トロロッソのポディウム・・・
ご指摘ありがとうございます。「2位」に直しておきました。1-2-3-4の夢が見られなかったのでクビアトについては完全に記憶から除外されていました(T_T)
それにしても、メルセデスも今回はちぐはぐなストラテジーでしたね〜
あとで、録画見直したら、あれtotoのおっちゃん来てないじゃん！（どうやら、再来期のメルセデスの方向性について重要な会議があるとかないとか・・・）
まさかのさぼり・・・失礼、ボス欠席だと、こんなにもチーム運営がバラバラになるんですね！
vaioさん、すみません、ついつい粗探ししてしまって。
＞トロロッソのポディウム・・・
ついこの間の独GP、クビアトさん（娘のご生誕日に）が3位表彰台に登っていましたよ。
