ロジクール ワイヤレストラックボール M570t スイッチ交換
接点復活剤を使ってチャタリングが改善したロジクールのワイヤレストラックボール M570t。案の定2〜3週間でチャタリングが再発し始めてしまいました。パフォーマンスマウスM950tと同じ状況なのである程度は覚悟していたんですが・・・
ということで、M950tのスイッチを交換したのと同じようにM570tもダメ元でスイッチ交換してみました。道具は揃っていますからね。
その道具をおさらいすると・・・
スイッチはAmazonから購入のオムロン純正のD2F-01F。
 | オムロン (OMRON) 純正 マイクロスイッチ ピン押ボタン形 プリント基板用端子 微小負荷 定格0.1A 5個セット D2F-01F 新品価格 |
同じくAmazonから評判の良さそうなnancylyebrのハンダセット。
ハンダ吸い取り線はgoot(グット) のCP-1515。
 | goot(グット) はんだ吸取線 幅1.5mm 長1.5m CP-1515 日本製 新品価格 |
接点復活剤使用時に軽く分解しているので、このエントリではそこから先を紹介しておきます。
電池ボックス内を含む底面のトルクスネジを外して上下に分割した状態。今回はちゃんとボールも外しています(^_^;)
ボールの受け部はフレキシブルケーブルで接続され、筐体に乗っかっているだけなので、このケーブルを外します。色の違うロックのようなパーツを上にあげれば抵抗なく抜けます。
基盤部分。見えているネジ4か所を外します。通常のプラスネジですが、進む/戻るのボタン部分（画像では右下）は少し上の位置にネジ止めされているので注意。
ネジを外すと基盤を持ち上げられますが、電池ボックスからの金属線が伸びているので引きちぎらないように。この線は上に引き抜けば外れます。
本体底部にはON/OFFのスイッチがあります。この画像だと電池ボックスの右側です。基盤を戻すときにこの樹脂パーツと基盤のスイッチが合うようにしないと二度手間になってしまうので要注意。
取り外した基盤。M950tに比べると随分小さいですね。
裏側。基盤も結構汚れているなぁ
今回交換するスイッチはこの画像で手前側です。
と、ここからハンダを取り去ってスイッチを外し、新しいスイッチを付け直しましたが・・・
M950tの時と同様、ハンダを溶かして既存のスイッチを外すのに一苦労・・・というか途中で諦めようかと思う程難儀しました。そもそもこの手のスキルはほぼ皆無なのでやむを得ないかとも思いますが、基盤が少し焦げたりする程だったんですよねぇ
それでも少しずつハンダを吸い取り、最後はもぎ取るぐらいの勢いでスイッチを外すことに成功。新スイッチをハンダ付けしてなんとかスイッチ交換が完了しました。あ、一つ上の写真と比較するとわかりますが、右スイッチの近くにあるコンデンサがちょっと曲がってしまっています。スイッチを外そうと裏返しの状態で変に力を掛けるとこうなってしまうので、基盤を何かに固定した方が良さそうです。
ハンダ付けの方も無様なものですけどね(T_T)
これだけ難儀したので、M950tの時と同様に右スイッチの交換は見送ることにしました(^_^;)
後はこれまでと逆の手順でくみ上げるのみ。ハンダを外す作業だけに異常に時間がかかってしまいましたが・・・
半ば（というか作業中はかなりの確率で）ダメ元かなと思いながらスイッチを交換しましたが、これで無事にチャタリングがなくなり、他のスイッチなどにも問題が出ませんでした。M950tの時にはクリック時の音質が変わって大きくなったのが気になりましたが、今回は「多少音が大きくなったかな」程度にしか感じられなかったので問題なしです。
今回のスイッチ交換で延命できたM570t、折角なのでもう少し使ってあげようと思います。
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